深圳、上場企業の深圳への移転を奨励、奨励金最大500万人民元【大湾区情報レター Vol.34】
- 公開日 2022.04.26 | 大湾区(グレーターベイエリア)情報
「大湾区情報レター」では、今後、日系企業の皆様に有用と考えられる最新情報をピックアップしお届けしていきます。
深圳は最近、イノベーション企業の発展を促す文書を数多く発表しており、4月8日には「深圳市人民政府による強力な市場主体の育成加速に関する実施意見」を公布、深圳の上場企業やユニコーン企業の増加に期待するとともに、国内上場した深圳企業に対し最大100万人民元、海外上場企業の再編や深圳へ拠点を移転する外地優良海外上場企業に対して最大500万人民元の奨励金を支給することを提案しています。
同意見によると、深圳市は「新三板」(全国中小企業株式譲渡システム/ NEEQ)に初めて上場する企業に対して最大50万人民元の奨励金を支給し、さらにイノベーション層に入る企業に対してさらに最大30万人民元の奨励金を支給する予定です。 中国外市場で直接上場する企業には、最大80万人民元の奨励金が支給される予定です。
深圳企業10〜12社の「世界トップ500」入りを目標
深圳の企業総数は急速に増加しており、年平均50万社以上の新規企業が新たに設立され、2025年には、市内の企業総数が460万社、そのうち各種法人企業の総数は320万社を超え、法人企業と個人経営者の比率は7:3に達すると予想しています。
同時に、深圳の一定規模以上の工業企業の総数15,000社超、国家専精特新「小巨人」企業数600社超、全国の製造業別トップ企業数が80社以上、国内外の上場企業数が600社超、世界トップ500企業数が10〜12社へ増加、国家レベルのハイテク企業数が22,000社に達し、ユニコーン企業が約20社となることを目標としています。
【参考資料】
・深圳、上場企業の深圳への移転を奨励、奨励金最大500万人民元( HKET 2022年4月8日)
*本記事が記載されている大湾区レターは、以下のリンク先からダウンロードしていただけます。
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本記事の目的:
本記事は、主に中国へ進出されている、またはこれから中国進出を検討されている日系企業の皆様を対象に、中国国内での経営活動や今後の中国ビジネスに重大な影響を及ぼしうるような国家・地方レベルの最新の法律法規と関連政策の主な内容とその影響、日系企業をはじめとする外資系企業の取るべき主な対策などを紹介することを目的として作成されています。
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