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香港空港管理局、東莞に香港国際空港ロジスティクスパーク開設予定【大湾区情報レター Vol.31】

「大湾区情報レター」では、今後、日系企業の皆様に有用と考えられる最新情報をピックアップしお届けしていきます。


 

 

 

 2 月 23 日、香港特別行政区政府のポール・チャン(陳茂波)財務長官は、2022 年度(2022年4月~2023 年3月)の香港特別行政区政府の予算案を発表しました。 香港成長ポートフォリオへのフューチャー・ファンドの配分を100億香港ドル増やし、そのうち50億香港ドルが大湾区への投資機会に焦点を当てた「大湾区インベストメント・ファンド」に充てられる予定です。

 

 チャン氏はまた、さらに大湾区にて高品質で便利な貨物サービスを提供するため、香港機場管理局(The Airport Authority Hong Kong、以下「AAHK」)が広東省東莞市に川上物流向けの「香港国際空港物流パーク」と香港空港に「エアサイドカーゴターミナル」を開設すると述べました。 エアサイドカーゴターミナルは、中国本土の輸出貨物が事前のセキュリティチェック後にシームレスに運送され、その後香港の国際航空ネットワークを利用して、改めてセキュリティ手続きを受けることなく直接海外に再輸送できるようにするものです。 国際航空運送された貨物は、上記の逆のルートで中国本土に輸入することも可能です。

 

 香港国際空港物流園区及びエアサイドカーゴターミナルプロジェクトは、香港空港貨物ターミナルの通関、セキュリティ検査、積載 (パレタイズ)、貨物受け入れなどの一連業務を東莞港総合保税区に移転し、クロスボーダー のセキュリティーチェックを前置にすることで、世界初のエアサイド (空港内で搭乗客と空港関係者だけが立入可能な区域) への直送海空複合一貫輸送モデルとなります。

 

 1月4日夜、今年の「香港-東莞国際空港センター」プロジェクトの航空貨物第1陣が東莞港でパレタイズ、通関などの手続きを終え、特別船「Yue Ping 018」で東莞港を順調に出航しました。 1月5日に香港空港西ターミナルに到着し、香港空港便でアラブ首長国連邦、サウジアラビア、ドイツ、イタリア、フィンランド、スウェーデンなどへ輸出されました。

 

 このプロジェクトは、香港空港の関連機能とサービスを東莞の前線まで拡張し、東莞と珠江デルタ地域全体が国際空港の利便性を享受できるようにするだけでなく、香港空港のサービス範囲を拡大し、大湾区の国際航空ハブとしての地位を強化し、大湾区の商品の国際アクセス性を全体的に向上させる推進力となります。

 

 

 

 

【参考資料】

・香港空港管理局、東莞に香港国際空港ロジスティクスパークを開設予定

 

 

*本記事が記載されている大湾区レターは、以下のリンク先からダウンロードしていただけます。

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本記事の目的:

本記事は、主に中国へ進出されている、またはこれから中国進出を検討されている日系企業の皆様を対象に、中国国内での経営活動や今後の中国ビジネスに重大な影響を及ぼしうるような国家・地方レベルの最新の法律法規と関連政策の主な内容とその影響、日系企業をはじめとする外資系企業の取るべき主な対策などを紹介することを目的として作成されています。

 

免責事項:

  1. 本資料はあくまでも参考用として作成されたものであり、法律や財務、税務などに関する詳細な説明事項や提案ではありません。
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