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香港・マカオ居民が中国大陸で人民元口座開設可能に【大湾区情報レター Vol.4】

「大湾区情報レター」では、今後、日系企業の皆様に有用と考えられる最新情報をピックアップしお届けしていきます。

 

中国人民銀行を初めとする政府関連の6部門が、クロスボーダー人民元管理の更なる改善のため、「銀発(2020)330号通知」(クロスボーダー人民元政策の更なる最適化による対外貿易・投資の安定化支援に関する通知)を2020年12月31日付で発表しました。当政策の一環として、2021年2月4日より、香港・マカオ居民の中国大陸での人民元口座の開設、送金に関していっそう便宜がはかられることになりました。

 

 

香港・マカオ居民は中国大陸の銀行にて人民元建決済口座を開き、当口座へ同じ名義の香港・マカオ銀行口座から最大1日80,000人民元までを振り込むことが可能になります。なお、中国で受領した人民元口座の預金の用途は個人消費のみと限られており、有価証券、金融派生商品、資産運用商品等金融商品の購入を行うことはできないこととなっています。

 

 

この措置により、香港・マカオと中国本土との行き来における消費や、中国内で勤務、生活する香港・マカオ居民の日常消費に大きな便利をもたらすことが考えられます。

 

 

 

 

 【参照元リンク】

クロスボーダー人民元政策の更なる最適化による対外貿易・投資の安定化支援に関する通知(銀発(2020)330号通知)

 

 

 

 

*本記事が記載されている大湾区レターは、以下のリンク先からダウンロードしていただけます。

 

 

 

 

本記事の目的:

本記事は、主に中国へ進出されている、またはこれから中国進出を検討されている日系企業の皆様を対象に、中国国内での経営活動や今後の中国ビジネスに重大な影響を及ぼしうるような国家・地方レベルの最新の法律法規と関連政策の主な内容とその影響、日系企業をはじめとする外資系企業の取るべき主な対策などを紹介することを目的として作成されています。

免責事項:

  1. 本資料はあくまでも参考用として作成されたものであり、法律や財務、税務などに関する詳細な説明事項や提案ではありません。
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