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河套深圳園区の科学研究人材1.5万人超【大湾区情報レター Vol.87】

「大湾区情報レター」では、今後、日系企業の皆様に有用と考えられる最新情報をピックアップしお届けしていきます。

 

 

「現在河套深圳園区には、1.5万人を超える科学研究人材が集まっており、2021年と比較し2.5倍に増加しています。その内、院士(アカデミーメンバー)の数は2名から16名に、国家海外高度人材は6人から22人に、香港・マカオ人材は69人から1,061人に増加し、14.3倍の成長を見せています。」

 

河套深圳園区で開催された、「2024年・百名海外ドクター、ポストドクター広東南部ツアー」深圳分会場のイベントにて、河套発展署の関係者によりこのデータが紹介されました。

 

 

 

国際的な視野を持つ科学技術リーダー人材を集める

「河套深圳園区計画」では、国際的なイノベーション人材港を構築し、国際競争力のある人材採用・活用メカニズムを構築し、国際的な視野を持つ科学技術リーダー人材を集めることが記載されています。

 

現在、園区には、アップル、スターバックスなど8つのフォーチュン・グローバル500の研究開発センターを含む440社以上の科学技術企業が集まっており、晶泰科技(XtalPi)、深圳データ取引所、深開鴻(Shenzhen Kaihong)などの機関が主導するハイエンド科学研究プロジェクト160件以上が実施されており、16名の国内外の院士専門家と世界大学ランキングトップ100の香港の五つの大学を引き入れ、持続的に強化されるイノベーション資源の集積力とイノベーション人材の吸引力を示しています。

 

人材を留めるために、園区は人材と科学研究体制を継続的に最適化し「成果制+ポイント制+推薦制」の多元的評価体系を導入するのみならず、全国に先駆け課題募集制、チーム公募制、政府企業連動制、プロジェクトマネージャー制、同業者評価制の5つの科学研究管理体制を先行的に実施し、産業界と科学研究界のリソースを統合し「ボトルネック」問題の解決を推進しています。

 

 

 

 

園区内の深圳・香港間の効率的な出入境が実現

2024年上半期には、園区内の「一号通道」の車両出入の承認権が深圳側に移管され、年内には50社以上の科学研究機関人員の車両の効率的な出入境が実現できる見込みで、深圳-香港間の「30分科学研究サークル」が河套において加速的に形成されています。

 

「人材は科学技術系企業の最大の資本です。」同イベントで、深圳鲲雲信息科技有限公司(CORERAIN)の共同創業者兼CTO(最高技術責任者)の蔡権雄氏は、深圳の海外帰国人材代表として、企業が河套に拠点を置く理由について語りました。

 

「人材だけではなく、企業は研究開発機関、川上・川下サプライヤー、生産・販売業者を含む完全な産業チェーンを河套で見つけることができます。さらに重要なのは、河套が税務や用地の面で企業に政策的な優遇を提供するだけではなく、政府の日常的な管理や運営に最先端の科学技術を物理的に応用しており、企業の製品研究開発に大きな自信と原動力をもたらしています。」

 

と述べました。 

 

 

将来、河套深圳園区は香港と協力し国際的な科学技術イノベーションを推進するという中心的な課題に焦点をあて、より深く幅広い人材紹介・育成メカニズムを構築することで国内外の大学、科学研究機関、企業との協力をさらに深め、香港と共同で国際的なイノベーション人材港を構築し、より多くの海外人材に深圳でのイノベーションと起業のためのより良いサービスとサポートを提供していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【参考資料】

河套深圳园区集聚科研人才超1.5万

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 






 

 

 

 

*本記事が記載されている大湾区レターは、以下のリンク先からダウンロードしていただけます。

 

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本記事の目的:

本記事は、主に中国へ進出されている、またはこれから中国進出を検討されている日系企業の皆様を対象に、中国国内での経営活動や今後の中国ビジネスに重大な影響を及ぼしうるような国家・地方レベルの最新の法律法規と関連政策の主な内容とその影響、日系企業をはじめとする外資系企業の取るべき主な対策などを紹介することを目的として作成されています。

 

免責事項:

  1. 本資料はあくまでも参考用として作成されたものであり、法律や財務、税務などに関する詳細な説明事項や提案ではありません。
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