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横琴-マカオ高齢者向けサービス統合に注目 国家レベルのパイロットプロジェクトが横琴に上陸

「大湾区情報レター」では、今後、日系企業の皆様に有用と考えられる最新情報をピックアップしお届けしていきます。

 

 

4月29日「広東横琴粤澳深度連携エリア区 横琴-マカオ融合在宅・コミュニティ高齢者向けサービス標準化パイロット」の始動式が行われました。広東横琴粤澳深度連携エリア区(以下「横琴連携エリア」)は、横琴-マカオ高齢者向けサービスの綿密な統合と発展を革新的に推進し、在宅・コミュニティ高齢者向けサービスの標準体系を作り上げていきます。

 

 

「横琴―広東横琴深度連携エリア区全体発展計画」では、マカオの高齢者サービスの基準と規範を参考にし、多様な高齢者向けサービス体系を整備し、医療と健康管理を組み合わせた施設の建設が目標として掲げられています。

 

 

横琴-マカオ高齢者向けサービス基準と規範の統合発展を促進するため、横琴連携エリア民生事務局は、マカオ住民会連合総会広東事務所、珠海市慈愛社会サービス院と共同で「広東横琴粤澳深度連携エリア区 横琴-マカオ融合在宅・コミュニティ高齢者向けサービス標準化パイロットプロジェクト」(以下「パイロットプロジェクト」)を申請し、2024年1月に国家標準化管理委員会の承認を得て、横琴-マカオ融合在宅コミュニティ高齢者向けサービスの標準化システムの構築と模索をさらに推進していくこととなりました。

 

 

パイロットプロジェクトの実施期間は2年で、2024年1月から2025年12月にかけて、健康診断、生活介護、食事補助、リハビリ介護、メンタルケア、安全支援、補助具の普及、紹介サービス、ボランティアサービス、高齢者支援などのコアサービスの規範を重点的に構築する予定です。また、在宅・コミュニティ高齢者向けサービスの種類を充実させ、コミュニティ在宅養老サービスセンターの建設・運営基準を健全化し、サービス項目の検査と評定の要求を明確化し、各サービス、管理、技術などの基準と規範を完備させていく予定です。

 

 

横琴連携エリアには現在4カ所のコミュニティの在宅高齢者向けサービスセンターがあり、横琴-マカオの高齢者にマカオの特色を生かした在宅高齢者向けサービスを提供しています。主にリハビリ、ケースマネジメント、安全評価、食事提供、高齢者介護への支援サービスなどがあります。また、高齢者の身体能力の評価結果に基づき、特に日常生活が困難になっている高齢者向けに生活ケアや個人ケアなど6種類の在宅ケア及び支援サービスを的確に提供し、マカオの高齢者が大湾区で快適な生活を送れるよう積極的に支援します。

 

 

横琴連携エリアの設立以来、コミュニティの在宅高齢者向けサービスセンターは31万人以上の高齢者にサービスを提供し、そのうちマカオの高齢者は12,000人に達しています。一方、在宅でのコミュニティによる高齢者向けサービスの登録利用者数は累計1,302人で、そのうちマカオの高齢者は110人となっています。

 

 

今後、横琴連携エリアはパイロットプロジェクトの建設を足がかりに、高齢者向けサービス事業の質の高い発展における標準化の基礎的かつ先導的な役割を十分に発揮し、横琴-マカオ両地の在宅高齢者向けサービスの相乗的発展を推進し、相互補完と統合的発展の良好な状況を形成し、大湾区の高齢者向けサービスの「横琴モデル」を作り上げることを目指していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【参考資料】

・横琴-マカオ高齢者向けサービス統合に注目 国家レベルのパイロットプロジェクトが横琴に上陸

 

 

 

 

 

 

 

 

 






 

 

 

 

*本記事が記載されている大湾区レターは、以下のリンク先からダウンロードしていただけます。

 

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本記事の目的:

本記事は、主に中国へ進出されている、またはこれから中国進出を検討されている日系企業の皆様を対象に、中国国内での経営活動や今後の中国ビジネスに重大な影響を及ぼしうるような国家・地方レベルの最新の法律法規と関連政策の主な内容とその影響、日系企業をはじめとする外資系企業の取るべき主な対策などを紹介することを目的として作成されています。

 

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