香港行政長官政策ユニット専門家グループ初会合　香港のハイレベル発展に焦点【大湾区情報レター Vol.62】

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　6月16日、香港行政長官政策ユニットの専門家グループが初会合を開き、「香港における質の高い発展の実現」をテーマに、参加した専門家たちが行政長官政策ユニットに対し、さまざまな観点から専門的アドバイスや斬新なアイデアを提供しました。

　専門家グループのメンバーは、香港は安定と繁栄において新たな章を歩み始めたとの見解を示しました。さまざまな社会問題や複雑な地政学的状況に直面しても、香港は中国本土に支えられ、世界とつながっているという利点を十分に生かせば、経済的繁栄を促進し、人々の生活と福祉を向上させ、また国の質の高い発展にも貢献することができます。

　香港行政長官政策ユニットのユニット長である黃元山氏が会議を進行しました。黃元山氏は、専門家グループのメンバーの意見や提案は、香港行政長官政策ユニットの政策研究の視点や内容をより豊かにするものであると述べました。香港行政長官政策ユニットは、香港の質の高い発展のために上質な政策研究結果を提供するため、事前に定められた連絡メカニズムを通じて各専門家と緊密に協力していきます。

　香港中文大学（深圳）の学長室教授で前海国際事務研究院院長の鄭永年氏は、各分野の専門家や学者が集まることで、香港の効率的な市場と政府が有機的に結合するための洞察が得られたと述べました。香港の発達した金融サービスと中国本土の実体経済が深く融合し発展していけば、今後の見通しは非常に明るく、その発展の可能性は無限大になるとも発言していました。

　全国香港・マカオ研究会の顧問である劉兆佳氏は、専門家たちは国家的、国際的、歴史的視点を取り入れ、行政長官が定めたプロジェクトや政策方針、香港の実際の状況に沿った長期計画やマクロ分析を行っており、香港が戦略的かつ前向きな政策研究を内部で強化するために役立つだろうと述べました。

　中国社会科学院台湾・香港・マカオ研究センターの黄平主任は、専門家グループの初会合は、香港特区政府が政策研究を重視していることを示すものであると述べました。専門家グループは香港に現存する問題を特定し、的を絞った研究を行うことは、香港の安定と繁栄を加速させるためのプロセスに有利となります。

　香港珠海学院「一帯一路」研究所の陳文鴻所長は、今回の会合で専門家から出された多くの意見や提案は、全体的かつマクロ的な政策体系の形成計画に役立つと述べました。陳所長は、得意とする中国の経済発展や「一帯一路」研究の専門知識を引き続き活用し、香港の新たな発展を切り開く手助けをすることになるだろうと、次回の会合に心待ちにしています。

　専門家グループの初会合後の歓迎レセプションで、香港行政長官李家超（ジョン・リー）氏は、香港における質の高い発展の実現は香港が中国全体の発展に溶け込むための重要な課題であり、行政長官政策ユニットの研究の中核の一つであると述べました。専門家たちは、非常に洞察力のある見解を表明しており、香港の安定と繁栄を達成するために非常に重要となっています。

　香港特区政府は5月30日に、香港行政長官政策ユニット専門家グループの成立と、ビジネス、金融、プロフェッショナル、シンクタンク、学者などさまざまなバックグラウンドを持つ56人のメンバーの選任を発表しました。

【参考資料】

・香港行政長官政策ユニット専門家グループ初会合　香港のハイレベル発展に焦点

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