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国務院香港マカオ事務弁公室主任夏宝龍氏、香港訪問「一国二制度50年不変は超越できる」【大湾区情報レター Vol.58】

「大湾区情報レター」では、今後、日系企業の皆様に有用と考えられる最新情報をピックアップしお届けしていきます。


 

 

 

 

 国務院香港マカオ事務弁公室主任(以下、「事務弁公室」)の夏宝龍氏は4月16日、律政センター(Justice Place)で法廷弁護士協会の杜淦堃会長、副会長の毛楽礼氏、陳政龍氏などのメンバーと面会しました。会談後杜氏は、最近のわずかな期間において法廷弁護士協会が事務弁公室の職員に面会するのは既に3回目であり、雰囲気は良好で、相互的な会話をすることが出来たと述べました。

 

 また、面会は非公開で行われたため、会談の内容については明らかにされなかったものの、夏氏が香港を訪問し、司法機構、香港弁護士会、香港法廷弁護士協会の代表者と面会したことは、北京の中央政府が香港の法制度、コモンロー制度、司法業界を非常に重要視していることを反映していると考えていると述べました。

 

夏宝龍氏、商工団体、金融業界と面会 史立徳氏:「基本法」を活用し香港をもっと自由に

 

 夏氏は引き続き香港での訪問スケジュールを進め、17日朝には香港政府総部(Central Government Offices)にて商工団体代表と会談した後、香港金融管理局及び香港証券取引所を訪問し、財政司長ポール・チャン(陳茂波)氏の同席により、金融業界の代表者との昼食会に参加しました。

 

 香港中華製造業協会(The Chinese Manufacturers’ Association of Hong Kong、以下「廠商会」)会長の史立徳氏は、夏氏が現在の香港のビジネス環境、特にコロナ後の回復状況について理解を深めたと語りました。また、夏氏が香港の安全、安定のためには「基本法」を活用し、香港がこれまで以上に自由になり、今後引き続き中国の開放及び経済発展がさらに進むであろう、と述べたことも紹介しました。

 

 廠商會副会長黃家和氏は、夏氏の言葉を引用し、「『一国二制度』は50年間変わらないと言いますが、それを超越することができる、また香港の国家安全法及び継続的改革開放により香港に多くのチャンスをもたらし、繁栄と安定に大きな役割を果たすだろう」と述べました。なお、ASEANの発展や国際協力において、香港がスーパーコネクターとしての役割を果たすことの重要性にも言及しました。

 夏氏一行は香港サイエンスパークに向かい、パーク内のフォトニクスセンターを訪れた後、続いてロボット技術促進センターを訪問しました。

 

 

 

【参考資料】

・国務院香港マカオ事務弁公室主任夏宝龍氏、香港訪問「一国二制度50年不変は超越できる」
– URL 1
– URL 2

 

 

 

*本記事が記載されている大湾区レターは、以下のリンク先からダウンロードしていただけます。

 

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本記事の目的:

本記事は、主に中国へ進出されている、またはこれから中国進出を検討されている日系企業の皆様を対象に、中国国内での経営活動や今後の中国ビジネスに重大な影響を及ぼしうるような国家・地方レベルの最新の法律法規と関連政策の主な内容とその影響、日系企業をはじめとする外資系企業の取るべき主な対策などを紹介することを目的として作成されています。

 

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