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香港の新型工業加速プログラム第一号プロジェクトが支援獲得【大湾区情報レター Vol.88】

「大湾区情報レター」では、今後、日系企業の皆様に有用と考えられる最新情報をピックアップしお届けしていきます。

 

 

香港政府創新科技署(ITC)は、

「イノベーション・テクノロジー基金(ITF)傘下の新型工業審査委員会が新型工業加速プログラム申請を支援した。」

と発表しました。このプロジェクトは生命健康科学技術分野を対象としており、加速プログラムによる助成金は約2億香港ドルとなる見込みです。

 

 

 

総予算額は約13億香港ドル、そのうち約9億3,000万香港ドルが民間投資

申請を行ったのは、香港証券取引所上場の医薬企業、ジェイコブソン(Jacobson)グループ傘下の正美薬品有限公司(Jean-Marie Pharmacal Co., Ltd.)です。このプロジェクトでは、無菌点眼薬、経口固形製剤、経口液体医薬品製造のためのスマート生産ラインを設立する予定で、総予算は約6億香港ドルとなっています。

 

また、新型工業化助成プログラムが発表されてから現在に至るまで、審査委員会が支援した香港の新スマート生産ラインの数は100を超え、総予算額は約13億香港ドル、そのうち約9億3,000万香港ドルが民間投資となっています。

 

生産ラインプロジェクトは食品製造及び加工(健康食品を含む)、繊維及び衣料、建築材料、医療機器、バイオテクノロジー、ナノファイバー材料、新エネルギー、製薬(漢方薬を含む)、電子、印刷及び機器付属品などの業界に及んでいます。

 

 

 

香港政府による新型工業化助成プログラム

ITC局長である孫東氏は、

「政府はイノベーションテクノロジー産業を積極的に発展させ、個別に新型工業化助成プログラムと加速プログラムを打ち出すことにより、新型工業の発展を推進し、香港の質の高い発展のために新たな発展空間を勝ち取りました。当局は企業が積極的に2つのプログラムに参加し、イノベーションテクノロジーを利用してインテリジェント製造を実現し、競争力を高めることをうれしく思っています」

と述べました。

 

孫東氏は

「政府は香港の製造業と多元的経済発展促進のため、より多くの企業が香港における新スマート生産施設開設を支援し、地場企業のスマート化と新型工業化の実現を支援し続けます」

と述べました。

 

 

加速プログラムは昨年9月に立ち上げられ、政府:企業の比率1:2のマッチング形式で、生命健康科学技術、人工知能・データサイエンス、先端製造及び新エネルギー科学技術に携わる適格企業に対し香港に新スマート生産施設を設立を支援します。助成プログラムは同様のマッチング形式で、製造業者が香港に新スマート生産ラインを設立するための資金援助を行います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【参考資料】

新型工業加速計劃首宗項目獲支持

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 






 

 

 

 

*本記事が記載されている大湾区レターは、以下のリンク先からダウンロードしていただけます。

 

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本記事の目的:

本記事は、主に中国へ進出されている、またはこれから中国進出を検討されている日系企業の皆様を対象に、中国国内での経営活動や今後の中国ビジネスに重大な影響を及ぼしうるような国家・地方レベルの最新の法律法規と関連政策の主な内容とその影響、日系企業をはじめとする外資系企業の取るべき主な対策などを紹介することを目的として作成されています。

 

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