「湾事通ミニプログラム」が広東省、香港、マカオで同時リリース、100以上のサービス提供開始【大湾区情報レター Vol.74】

「大湾区情報レター」では、今後、日系企業の皆様に有用と考えられる最新情報をピックアップしお届けしていきます。

 　広州で開催された「第2回デジタル政府建設サミット兼『デジタル大湾区』発展フォーラム」で、「湾事通」総合サービスプラットフォームのリリースが発表されました。最初の段階では、アリペイ（中国版）、AlipayHK（香港版アリペイ）、MPay（マカオウォレット）の3つのスマートフォンアプリで同時に利用できるようになり、広東省・香港・マカオの3地域の住民に利便性を提供します。

　初回リリースの湾事通ミニプログラムは、100以上のサービスを兼ね備えており、広東省、香港、マカオの3ヶ所での同時リリース、クロスボーダー交通も市内交通もカバーされた大湾区を網羅する交通サービス情報、大湾区各地域間のルールコンバージェンスサービス集、大湾区の信頼性の高い情報及び政策解釈、大湾区生活マニュアルの5点が注目すべき目玉ポイントとなっています。湾事通プラットフォームは、広東省・香港・マカオの住民及び企業が外出、通信、決済、就労、老人福祉、医療、教育、飲食、宿泊、観光などのシーンや生活習慣においてワンストップでシームレス且つ便利なクロスボーダーサービスを提供し、デジタル化により「大湾区内を一つのプラットフォームでのスムーズな移動」を支援し、良質の大湾区生活圏を共同で構築します。

　交通サービスに関しては、湾事通ミニプログラムは地域内交通とクロスボーダー交通の両者を網羅しています。地域内交通では、大湾区都市内のバスや地下鉄などの公共交通機関にQRコードでアクセスできます。中国本土の住民が香港やマカオに行く場合も、QRコードで公共交通機関を利用できます。クロスボーダー交通では、広州・深圳・香港の高速鉄道やクロスボーダーバス、フェリーなど、さまざまなクロスボーダー交通による移動手段をもカバーしています。

　香港とマカオの住民向けにサービスを提供するAlipayHKとMPayでは、湾事通のページが同時リリースされ、AlipayHKの場合は、AlipayHKアプリを開き「クロスボーダーゾーン（跨境専区）」をクリックすれば、湾事通にアクセスすることができます。また、MPayの場合は「企業サービス（企業服務）」を選択し、「同意する」をクリックすることで湾事通ページにアクセスすることができます。

・「湾事通ミニプログラム」が広東省、香港、マカオで同時リリース、100以上のサービス提供開始

*本記事が記載されている大湾区レターは、以下のリンク先からダウンロードしていただけます。

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本記事の目的：

本記事は、主に中国へ進出されている、またはこれから中国進出を検討されている日系企業の皆様を対象に、中国国内での経営活動や今後の中国ビジネスに重大な影響を及ぼしうるような国家・地方レベルの最新の法律法規と関連政策の主な内容とその影響、日系企業をはじめとする外資系企業の取るべき主な対策などを紹介することを目的として作成されています。

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1. 本資料はあくまでも参考用として作成されたものであり、法律や財務、税務などに関する詳細な説明事項や提案ではありません。
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