ひとつの決済アプリでOK！　QR コードスキャンで深圳香港のバス地下鉄乗車可能に【大湾区情報レター Vol.61】

「大湾区情報レター」では、今後、日系企業の皆様に有用と考えられる最新情報をピックアップしお届けしていきます。

　大湾区の交通一体化を加速させ、深圳が大湾区発展の中核エンジンを創出するために、大湾区の相互接続に再び朗報をもたらされました。深圳香港のバス地下鉄乗車の際に、一つのアプリのQRコードをスキャンすることで運賃の支払いができるようになり、両地の相互接続がさらに大きな一歩を踏み出しました。

　深圳香港間の公共交通機関による移動を促進するため、深圳市交通輸送局の指導のもと、深圳市深圳通有限公司（以下「深圳通」）は中国のアリペイ（Alipay）およびアリペイ香港（AlipayHK）等の会社と協力し、深圳香港間の交通機関決済の相互承認機能をアップグレードしました。深圳通の「大湾区連携、深圳香港の相互接続、ワンコードで深圳香港を結ぶ」サービスが開始されました。2023年6月1日から、深圳通、アリペイ香港、アリペイ（中国）アプリのいずれか1つを利用して、深圳と香港のバスや地下鉄を利用することができます。

　深圳の住民は、深圳通またはアリペイのアプリで、乗車コードページの場所を香港に切り替え「香港乗車用コード」を受け取った後、同コードをスキャンすれば香港のバスや地下鉄（エアポートエクスプレスを除く）を利用することができます。運賃は当日の為替レートで決済されます。

　香港の住民は、アリペイ香港アプリを利用し、越境乗車コードページで場所を深圳に切り替え、「深圳通乗車用コード」を受け取ることで、深圳のバスや地下鉄を利用することが可能となります。また深圳通アプリと同様の乗車特典を享受することができます。

Alipay香港アプリ使用例：

　「ワンコードで深圳と香港を結ぶ」というコンセプトの実現は、深圳と香港の交通一体化のプロセスを加速させ、両都市間の旅行体験の最適化、市民の公共交通利用によるエコな外出、レジャー、ビジネス往来をさらに促進し、「ハイレベル一時間生活圏」の建設に向けた良い環境を作り出しました。大湾区の共同開発のモデルとしての役割を十分に果たしています。

【参考資料】

・ひとつの決済アプリでOK！　QR コードスキャンで深圳香港のバス地下鉄乗車可能に

*本記事が記載されている大湾区レターは、以下のリンク先からダウンロードしていただけます。

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本記事の目的：

本記事は、主に中国へ進出されている、またはこれから中国進出を検討されている日系企業の皆様を対象に、中国国内での経営活動や今後の中国ビジネスに重大な影響を及ぼしうるような国家・地方レベルの最新の法律法規と関連政策の主な内容とその影響、日系企業をはじめとする外資系企業の取るべき主な対策などを紹介することを目的として作成されています。

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1. 本資料はあくまでも参考用として作成されたものであり、法律や財務、税務などに関する詳細な説明事項や提案ではありません。
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