グレーターベイエリアを起業の「ホットスポット」に！2023広東・香港・マカオ貿易協力促進交流会香港にて開催【大湾区情報レター Vol.55】

「大湾区情報レター」では、今後、日系企業の皆様に有用と考えられる最新情報をピックアップしお届けしていきます。

　2月15日、香港で「2023広東・香港・マカオ貿易促進協力交流会」が開催されました。「広東・香港・マカオの商工業の力を結集し、大湾区の高品質な発展を支援」をテーマに、広東・香港・マカオの関連政府部門、主要商工会、商工業界企業の代表者など230人近くが参加しました。

中国国際貿易促進委員会広東省委員会（以下、「広東省委員会」）の范新林副会長は挨拶の中で以下のように語りました。

　「「大湾区発展計画大綱」の公布と実施以来、香港・珠海・マカオ大橋（「港珠澳大橋」）や広州・深圳・香港高速鉄道などのランドマークプロジェクトが完工、開通、大湾区国際科学技術イノベーションセンターの建設が加速、深圳の先行モデル地区としての実証と先導の役割が完全に発揮され、また、横琴広東・マカオ深化協力区や前海深圳・香港現代サービス産業協力区の建設が徐々に佳境に入り、南沙においては、広東、香港、マカオとの包括的な協力関係を深める上で、良いスタートを切ることができました。

　大湾区の建設は、世界から注目される多くの重要な成果を上げています。特に過去1年においては、広東省、香港、マカオが初めて共同で「大湾区世界投資促進会議」を開催、853の協力プロジェクト、2兆5千億人民元の投資総額に達しました。「南沙計画」の発表、15％の優遇税率の実施、人民元のクロスボーダー利用の拡大、横琴、前海、南沙の3大プラットフォームの推進など、それぞれが強みを持ち、互いに補完し合っています。」

　范新林氏はまた「共同でのハイレベルな国際投資促進・宣伝」「共同での大湾区起業・イノベーションの「ホットスポット」育成」「共同での『一帯一路』建設支援地域構築支援」「共同での貿易・投資促進関連サービスの継続的な最適化」という4つの構想を打ち出し、「広東省・香港・マカオの経済貿易団体と関係者がさらに協力を強化し、交流を深め、相乗効果を生み出し、共同で各種サービスの革新、企業のビジネスチャンスの開拓と発展獲得への支援、貿易・投資の円滑化を継続推進、高品質の発展をサポートし、大湾区の近代化プロセスにおける良いスタートが切れるよう共に働きかけていきましょう」と述べました。

　広東省・香港・マカオ貿易促進協力交流会議のプラットフォームを利用し、広州市貿易促進委員会の楊勇主任、深圳市貿易促進委員会の顧東忠主任、珠海市貿易促進委員会の黄南蔭会長、汕頭市貿易促進委員会の程暁群会長がそれぞれの都市のビジネス環境についてプレゼンテーションを行い、各地の産業発展や対外貿易・経済協力分野における最新の政策プランとビジネス協力のチャンスについてプロモーションしました。

　また、この交流会において、鴻泰航運（HONGTAI SHIPPING）と東日物流（ESA Logistics）の協力プロジェクト、恵州市恵陽区大象知能製造産業園プロジェクト、裕光智慧科学技術産業園プロジェクト、大湾区中亜一号プロジェクト、華海金融イノベーションセンター・プロジェクト、「湾区通」ワンストップサービスプラットフォームプロジェクトなどの物流、AI製造、新エネルギー自動車、都市サービスの分野での多くの企業の協力意向も示されました。

【参考資料】

・【グレーターベイエリアを起業の「ホットスポット」に！2023広東・香港・マカオ貿易協力促進交流会香港にて開催】

*本記事が記載されている大湾区レターは、以下のリンク先からダウンロードしていただけます。

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本記事の目的：

本記事は、主に中国へ進出されている、またはこれから中国進出を検討されている日系企業の皆様を対象に、中国国内での経営活動や今後の中国ビジネスに重大な影響を及ぼしうるような国家・地方レベルの最新の法律法規と関連政策の主な内容とその影響、日系企業をはじめとする外資系企業の取るべき主な対策などを紹介することを目的として作成されています。

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